
今回は、アディダスから2026年3月に発売されたHYPERBOOST EDGE(ハイパーブースト エッジ)をレビューします。
私はこのシューズを7月末に購入し、これまでに約100kmをジョギングで使用しました。
この記事では、実際に100kmほど履いて走った私が感じた使用感や、どんな練習に向いているのかを紹介していきます。
HYPERBOOST EDGEとは?
HYPERBOOST EDGEは、アディダスが2026年3月に発売したランニングシューズです。
発売日は2026年3月17日。
価格は**24,200円(税込)**です。
このシューズの最大の特徴は、アディダスが新しく開発した**「HYPERBOOST PRO FOAM」**をミッドソールに搭載していること。
アディダスによると、HYPERBOOST PRO FOAMは、クッション性・エネルギーリターン・軽快さを組み合わせた新しいフォームで、日々のジョギングからロングランまで幅広く使えるシューズとして設計されています。
そして、個人的に気になるのが、
「これだけ厚底なのにカーボンプレートが入っていない」
というところ。
いわゆるカーボンシューズではありません。
それなのに、実際に履いてみるとかなりの反発を感じました。
このあたりは後ほど詳しく書きます。

HYPERBOOST EDGEのスペック
まずは基本的なスペックから。
- 重量:255g(27.0cm・片足)
- ヒール:45mm
- 前足部:39mm
- ドロップ:6mm
- ミッドソール:HYPERBOOST PRO FOAM
- アッパー:PRIMEWEAVE
- アウトソール:LIGHTTRAXION
- プレート:なし
- 価格:24,200円(税込)
- 発売日:2026年3月17日
特に目を引くのが、ヒール45mm・前足部39mmというかなりの厚底です。
それでいて重量は27cmで255g。
もちろん、最近の超軽量レーシングシューズと比べれば軽いとは言えませんが、45mmという厚さを考えるとかなり軽いと思います。
そして、この厚底シューズにはカーボンプレートなどのプレートが入っていません。
ここはHYPERBOOST EDGEの大きな特徴です。
「厚底=カーボン」というイメージを持っている人も多いと思いますが、HYPERBOOST EDGEは、プレートではなく新開発のHYPERBOOST PRO FOAMによって、クッション性と反発性を出しているシューズです。
実際、海外のレビューでも、プレートがないにもかかわらずシューズ自体にはしっかりとした剛性があり、厚底フォームによって反発感を生み出していると評価されています。
耐久性はかなりありそう
まだ使用距離は約100kmなので、正確な耐久性について断言することはできません。
ただ、今のところかなり耐久性はありそうに感じています。
私はこれまでにもアディダスのシューズを何足か履いてきましたが、個人的な印象として、アディダスのシューズは比較的長持ちするものが多く、アウトソールもあまり削れない傾向があります。
HYPERBOOST EDGEも、今のところ同じような印象です。
100kmほど走った時点では、アウトソールの減りもそれほど気になりません。
もちろん、走り方や体重、路面などによって耐久性は変わるので一概には言えません。
ただ、これまで履いてきたシューズとの比較から考えると、
少なくとも700kmくらいはもつのではないか?
と個人的には思っています。
まだ100kmしか走っていないので、これはあくまで現時点での予想です。
今後さらに距離を重ねて、アウトソールやミッドソールがどう変化するのかも見ていきたいと思います。
初めて履いて走った感想
ここが今回、一番伝えたいところです。
HYPERBOOST EDGEを初めて履いて走った時、まず感じたのが、
「めちゃくちゃ反発するな」
ということでした。
これまで私はアディダスのADIZERO EVO SLをかなり気に入って履いていました。
そのEVO SLと比較しても、HYPERBOOST EDGEの方が反発を強く感じました。
正直、
「ノンカーボンシューズでここまで反発を出せるようになったのか!」
と、ちょっと感動しました。
もちろん、数回履いていると自分の足がシューズに慣れたのか、最初に履いた時ほどの感動はなくなりました。
それでも、私がこれまで履いてきたノンカーボンシューズの中では、間違いなく3本の指に入る反発の良さだと思っています。
カーボンプレートが入っていないのに、ここまで「次の一歩が出る」感覚があるのは、個人的にはかなり驚きでした。
一方で、レーシングシューズのような「パキッ」とした反発とは少し違います。
柔らかく沈み込みながら、そこからポンッと戻ってくるような感覚。
他のレビューでも、HYPERBOOST EDGEの反発感を「パーン」と弾けるようなものではなく、「ポムポム」と返ってくるような感覚と表現していました。
私自身も、かなり近い感覚だと思います。
HYPERBOOST EDGEにおすすめの練習
では、実際にどんな練習に向いているのか。
私が100kmほど使用した感想では、特におすすめしたいのがジョギングと距離走です。
ジョギング
まずは何と言ってもジョギング。
私のようなフルマラソン2時間40分以内くらいのランナーであれば、ジョギングのペースはキロ4分前半〜5分くらいまでになる人も多いと思います。
このくらいのペース帯で10kmちょっと走るようなジョギングには、HYPERBOOST EDGEはかなり合っていると感じました。
クッションがしっかりしているので脚への負担感が少なく、それでいてノンカーボンシューズとは思えないくらい反発があります。
ゆっくり走ってもシューズがしっかり仕事をしてくれるので、
「今日は普通にジョギングするぞ」
という日に履きたくなるシューズです。
距離走
そして、もう一つおすすめなのが距離走。
HYPERBOOST EDGEはクッションがかなりしっかりしています。
そのため、30km走などの長い距離を走る練習にも使えると思います。
特に距離走では、後半になると脚が疲れてきます。
そんな時にクッションがしっかりしたシューズを履いていると、脚へのダメージを抑えながら走りやすい。
私自身、100kmほど走った中では、
「長い距離を楽に走るためのシューズ」
という印象がかなり強くなりました。
ジョギングから距離走まで、普段のトレーニングでかなり使いやすいシューズだと思います。
スピード練習には?
一方で、スピード練習については、私はそこまでおすすめしません。
もちろん走れないわけではありません。
ただ、キロ3分20秒台くらいまでペースを上げると、シューズの重さを感じそうです。
255gという重量は、45mmという厚底を考えれば十分軽いと思います。
しかし、インターバル走などでキロ3分20秒台まで上げていくとなると、やはりレーシングシューズやスピード練習用のシューズの方が走りやすい。
HYPERBOOST EDGEは、
「速く走るためのシューズ」よりも「楽に、気持ちよく、長く走るためのシューズ」
という位置づけだと思います。
HYPERBOOST EDGEはこんなランナーにおすすめ
ここまでの内容をまとめると、HYPERBOOST EDGEはこんなランナーにおすすめです。
- 普段のジョギングで脚への負担を減らしたい
- クッション性の高いシューズが好き
- ノンカーボンでも反発のあるシューズが欲しい
- 20km、30kmなどの距離走で使えるシューズが欲しい
- ジョギングでも「走っていて楽しい」と感じられるシューズが欲しい
- 1足で普段のトレーニングを幅広くこなしたい
逆に、
- キロ3分台前半~20秒台でのスピード練習
- レースで少しでも軽さを追求したい
という場合は、HYPERBOOST EDGEよりも別のシューズを選んだ方がいいと思います。
まとめ
HYPERBOOST EDGEを約100km使用してみて、私が一番感じたのは、
「ノンカーボンなのに、ここまで反発するのか」
ということでした。
45mmというかなりの厚底で、クッションもしっかり。
それなのに255g(27cm)という重量に収まり、さらにプレートなしでしっかりとした反発感があります。
個人的には、これまで履いてきたノンカーボンシューズの中でも3本の指に入るくらい反発の良いシューズです。
特におすすめしたいのは、ジョギングと距離走。
キロ4分前半〜5分くらいのジョギングから、30km走のような距離走まで、かなり使いやすいと思います。
一方で、キロ3分20秒台のようなスピードまで上げると重さを感じそうなので、スピード練習よりも普段のトレーニング用として使うのがおすすめです。
そして、耐久性についてはまだ100kmほどなのでこれからですが、今のところアウトソールの削れも少なく、700kmくらいは使えるのではないかと期待しています。
まだ履き始めて100kmほど。
これからさらに距離を重ねて、どこまで使えるのかも確認していきたいと思います。
「ノンカーボンでも、反発のあるシューズが欲しい」
そんなランナーには、一度試してみてほしい一足です。

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